スーパーマーケット(SM)と異なり、食料品や日用品のみならず、衣料品や家電、家具など、様々な商品を総合的に品揃える。特に衣料品の売場比率が大きい。
マイカー利用客向けに、大規模な駐車場を用意している店が多い。
フロアは一般的に、5階建〜8階建くらいの中高層建物である。そのため、フロアを移動する際にはエレベーターやエスカレーターに乗る必要がある。
会計は売場ごとのレジ方式。
日本の主なGMS
ユニー−中部地方でのドミナント戦略で成長。連結では業界3位。
ダイエー - 経営が行き詰まり、産業再生機構の下で経営再建中。イオンが支援に当たる事になった。
イトーヨーカ堂−子会社だったセブン-イレブンが好調なためセブン&アイ・ホールディングスを設立しその傘下の企業となった。
アリオ - セブン&アイ・ホールディングスが出店を進めているイトーヨーカドーを核店舗とするショッピングセンター。
ジャスコ - イオングループの中核。GMS単体というより、ショッピングセンター(SC)を形成している店舗が多い。
西友 - かつてのセゾングループの中核企業であり、規模拡大を押し進めたが、バブル崩壊後に戦略はつまづきグループは解体、その後世界最大のスーパーマーケットチェーンであるアメリカのウォルマートと包括提携している。
マイカル - 経営破綻し、現在はジャスコと同じイオングループ傘下。
平和堂−琵琶湖ネックレスチェーン構想で地盤の滋賀を固め、北陸や京阪神地区など周辺へ展開。最近経営破たんしたタマコシや破綻しかけたヤナゲンを傘下に収め東海地方へも進出し始めている。
イズミ−広島本社ながら中四国地方のみならず九州への展開。九州等でゆめタウンという大型ショッピングモールを展開しイオンと激しく火花を散らしている。
イズミヤ−1968年(昭和43年〉に日本初のショッピングセンターとして岸和田店を開店、イズミとは全く関係がないが、イズミの店舗にイズミヤのグループ企業の玩具店であるペリカンが出店している所もある。
GMSは、多品種の商品を大量仕入、大量販売するというスタイルで経済成長期の日本の消費者のニーズに応えてきたが、バブル崩壊以降は消費者ニーズの多様化などに対応できず、また、フロアの移動や売場ごとの会計が煩わしいなど業態自体に欠点があり、各社とも業績が低迷。経営が破綻したマイカルや産業再生機構入りしたダイエーだけでなく、業界では比較的好調だったイトーヨーカ堂やジャスコでも苦戦が続いている。近年は、前述のGMSの欠点を"改善"したスーパーセンター(SuC)が日本にも登場し、SuC業態がポストGMSと言われている。
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